サボタージュ(Sabotage)
"愛、殺意、愛"
「サスペンス映画の帝王」と呼ばれるアルフレッド・ヒッチコックさんの作品です。
ストーリーはいたって単純。映画館のオーナーがテロリストの片棒を担ぐというお話です。
ヒッチコックといえば"鳥"とか"サイコ"が有名だけど、
今までは"めまい""泥棒成金""マーニー"の3本しか見てなかったから今回で4本目。
やっぱりどの作品もおもしろいです。
さすが帝王。
この作品はとにかくハラハラする描写がたまらない!
遅れてはならないとだけ伝えられ、何も知らずに爆弾を運ぶ少年、
パレードでの足止め、刻々とすぎる時間。
とにかくハラハラ、手に汗握るシーンでした。
あとはやっぱり無言のシーン。
なんともいえない圧力みたいなものを感じます。
愛が殺意に変わる瞬間。たまりません。
前半こそ眠くなりがちだけど、中盤以降の盛り上がりがはんぱない。
初期にしてこの作品の出来。
年代順に追っていきたい監督です。
モノクロだから〜と敬遠しがちな人も、
一度見てみることをオススメします。