ダイバージェント(Divergent)

"秘密は秘密のままで"


映画『ダイバージェント』予告編 - YouTube

 

はい、いよいよやってまいりました。570本も映画を観ていると、ときたまこういう作品にぶち当たるものです。予告とぜんぜん違う!なんていうのは割と日常茶飯事なのですが、そんなレベルのものではありません。

救いようがない作品ってあるんです。

 

そんな残念だった映画がこちら、"ダイバージェント"。残念だった点をざっと挙げるとこんな感じです。

 

・大々的に宣伝していたので期待していた(少しは見所あるかと思ってました)

・話がぜんぜん想像と違う(マトリックス的なものと思ってました)

・アクションもド派手ではない

・設定がなんか雑、ツッコミどころ満載

・何を言いたいのかわからない

・やたら長い

 

この5点だけでもう救いようがないです。なんか、感想書くのも嫌になるくらいの映画でした。でも少しずつ頑張って感想書きます。

 

1点目、2点目、3点目。予告編がずるい。話が違うじゃないか。なんだこのアクション。

予告編に騙されるってよくある話ではありますが、ほんとにいいとこどりしてるなって思います。「どれにも分類できない」ってマギーQさんが言うところはすごく期待してしまう。からこそ観ていて残念でした。その後に続くスパイアクションのような緊迫感、ここぞという時のアクション、そして「覚醒せよ」の文字。ずるい。だって覚醒してないんだもん。してなくはないけど、「あ、今覚醒した!」みたいなものが感じられない。覚醒ってのは、マトリックスのネオみたいなものを言うのであって、今回のアクションシーンなんて全然。"ザ・レイド"あたりを監督に見せたいです。

 

4点目。設定が雑。

SF映画って、話が未来である以上多少設定に無理があるのはしょうがないと思ってます。にしても今回は全然わからないし、矛盾してるように見える。さすがにちょっとアレなんじゃない?って感じです。現実に寄せるか、シュワちゃん版"トータル・リコール"くらいぶっ飛ばさないと、よくわかりません。

 

5点目。ダイバージェントが世界を救う?滅ぼす?

を期待してたのに、あんまり萌えないメロドラマちっくなもので終わります。愛は正義を救うのだ〜なんてオチは期待してません。

 

6点目。長い。

長いです。すんごいアクションを期待していた分、なかなか変わらない展開にいらいら。映画全体も139分と長め。この内容なら90分に収めて欲しかった...。

 

今回の作品、救済があるとすれば、原作があるということ。個人的なイメージだと、「ハリー・ポッターの1~3くらいまでの内容を映画1本にまとめちゃいました!」って感じです。もしそうじゃないとしたら、やばいです。原作は読む気にすらなりませんでした。アメリカでは売れたらしいですが。

 

あ、あと個人的に注目したのは主人公役のシェイリーン・ウッドリーさんとその弟役のアンセル・エルゴート。"きっと星のせいじゃない"って映画で恋人役です。ちなみにこっちはすごくおもしろいしいい作品でした。

 

そして最後にもう1点。マギーQさんはやっぱりきれいでした。