イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)

"フランスって上品だ"


映画『イヴ・サンローラン』予告編 - YouTube

 

1日2本の好ペース。多い時には1日に5本くらい観ます。

最近は朝起きて洗濯してシャワー入って、映画観て。お昼ご飯作って映画観て。夜ご飯作って映画観て、シャワーに入って寝るという生活をしています。主婦みたいなことしてる男子大学生です。

 

さてさて、本日2本目の作品は、超有名ブランドの創始者である、イヴ・サンローランのお話です。彼の伝記的な映画で、なんと今回イヴ・サンローランの全面協力を受けて制作されたとか。

 

はい、さすが協力もあって全体的におしゃれです。上品で優雅で、それでいて華やかさも彼自身の葛藤や苦悩も表現できている。おしゃれ映画です。

"アメリ"とはまた違う、コミカルさのないおしゃれ。つまり上品です。

 

ファッションブランドの話だから当たり前っちゃ当たり前かもしれないんですが、とにかくカットの1つ1つが美しい。それぞれが絵画的に成り立っていて、雰囲気で流すだけでも価値があるのではないかと思います。

 

しかし。ストーリーは別にそんなにこない。んー、彼の天才的な才能であったり、同性愛の描写であったり、どこかありきたりな印象。演技が悪かったわけでは決してないと思うんだけど、なぜかぐっとこない。

唯一グッときたのは、サンローランを支え続けるピエール。彼はすごく信念を持って、時には心を鬼にしてサンローランに接したのではないかと思います。わざと◯◯した!的な行動が多く、本当に心から信じているんだな、期待しているんだな、愛しているんだなって思いました。

 

同性愛の本気を観たいなら"アデル、ブルーは熱い色"がおすすめだし、伝記的な映画を観たいなら"ストックホルムでワルツを"がおすすめ。

 

ストーリーは中途半端、ただしカットは美しい。

良くも悪くもファッションブランドらしい映画でした。