おおかみこどもの雨と雪

"人と違って何が悪い"


映画「おおかみこどもの雨と雪」予告1 - YouTube

 

言わずと知れた細田守監督。アニメーションがきれいです。時をかける少女」「サマー・ウォーズ」と来て、今回観たのは「おおかみこどもの雨と雪」。アニメーションがきれいです。

 

はい、ということで内容に入っていきます。

おおかみおとことの間にできたこども、雨と雪がいろんな障壁を乗り越えて成長していくってお話。お母さんの花役に宮﨑あおいさん、他声優陣には菅原文太さんや麻生久美子さん、今話題の黒木華さんが出ています。相変わらず声優陣、豪華です。

 

この作品で考えるポイントは、「人と違うことをどうするか」ということだと思います。おおかみと人間のハーフなんて、まず絶対的に他の人間と違う。自分の人生の選択をどうすべきか、そしてそれをどう見守るのか。

人と違ったっていいじゃないか、自分の生きる道を選ぶことが重要である。そんなメッセージを感じます。

 

「人生はマラソンじゃない」ってリクルートのCMがありますが、まさにそんな感じです。おおかみとしての人生、人間としての人生。人にはそれぞれ秘密、選択があって、それぞれにしかわからない世界がある。

 

あとこの作品で書いておきたいのは、やっぱり自然はいい、ということ。都会に住んでいた頃の生活では難しくなり、田舎の方に引っ越して新たな生活が始まるんだけど、すごくきれいに描かれているし、地元の北海道を思い出すし、個人的にかなり好きです。田舎。

 

都会も楽しいけど、ごちゃごちゃしている分見えないことも多いのかな。ありきたりなストーリー展開ではあるけれど、見ていて心地よくなるよい映画だったと思います。こどもから大人まで、そして将来を悩む学生にも。

考えるところは違えど、誰にでも楽しめるいい内容でした。